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ライカ・M3とトヨタ・プリウス

今のところこの二つを結び付けた文章を読んでいないので不肖ワタクシめが少し。

カメラに詳しい人ならよくご存知のライカ・M3は1954年頃に発売されたレンジファインダーカメラです。
それまでもライカの背中を追いかけて、もう追いつくかというところで発売されたM3の性能に、世界のカメラメーカーは衝撃を受けました。もはやとても模倣できる性能ではないと悟って追従をあきらめた日本のメーカーは、仕方なくライカとは違う道を探らなければならなくなります。
「窮すれば通ず」利点は知られていたけれど構造が複雑になる一眼レフカメラを競って開発し始めて,1959年にニコンはFをキャノンはF-1を発売すると、それまでライカを使っていた世界中の報道カメラマンが日本製を使うようになって現代に至ります。ライカM3があまりにも優れていたことが後に主流ではなくなるという皮肉(趣味の道具としてM3は今も熱狂的なファンが多い)。

ライカM3と同じ運命を辿ることになるのかトヨタ・プリウス。
日本では主流となりつつあるハイブリッドですが、世界的にみると少数派です。世界のメーカーはもっとほかの方法でエネルギー効率の向上を目指しています。その理由の一つはトヨタとホンダが余りにも抜け出したため追従をあきらめざるを得ないことがあります。特許の網はあまりに緻密ですり抜ける余地がないのです。
細かい方法はメーカーによって色々ですが次世代の主流は電気に向かっているようです。ニッサンが満を持して新発売の車はe-POWERという一種の電気自動車です。これはかなりいけそうですが社内事情で、プリウスのような専用ボディを持ちません。既成のノートを使わなければならないところが辛いところ。目立ちにくい。

ハイブリッドで先端を行くトヨタは次世代のエコカーを水しか排出しない「水素」と読んで「ミライ」を発売し、世界のメーカーの追従を待ちました(トヨタの特許を買うということでもある)。それはみんなでやらないと高価な水素ステーションの充実が望めないから。・・・さすがのトヨタも今回は読み間違えたんでしょうか?慌てて電気自動車の開発を発表しました。
(水を排出するということはそのまま出せば道路はベチャベチャだし、タンクに溜めても道路に出しても寒冷地では凍結という大問題)
将来もっと軽量で安く作れて効率のいいバッテリーやモーターが開発されれば、間違いなく構造が簡単な電気自動車に向かうことになるし、それはパソコンや携帯電話が労働力が安い新興国に食われていった構図と、あまりにも近い。

抜きん出た性能の製品が次の時代の潮流を変えてしまうというところはM3とプリウスに共通していると思うんですが、もっと上手な文章でこれを表現している論説はまだかいな?
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2件のコメント

[C4740]

こーゆー話しは好きですわ〜。
興味深く拝見しました。
Canon F-1 有ります。
大昔ある人から買ったけど一度も使わず
オブジェになってます(笑)

[C4741] NOBU さん

うまくまとまっていないんですが、読んでいただいてありがとうございます。
  • 2016-11-22
  • tsugu
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月の石

tsugu

Author:tsugu
1947年奈良県生れ 大阪市在住

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